【進路変更】大学から専門学校に変更する時に考えて欲しいこと

進路変更をする理由

高校３年生が大学進学の為に勉強を頑張っていたにも関わらず、途中で専門学校に進路を変える方が毎年一定数いるように感じます。

進路を変更する理由は様々ですが、大きく分けると以下の３つに分類されるのではないでしょうか。

私がお話させて頂いた入学希望者の状況は大体この３つに分類されていたと思います。

大学入試に全て不合格だった

この理由は残念ではありますが、判りやすいですね。

大学進学を希望していましたが、残念ながら全て不合格だったので急いで進学先を探している方が対象になります。
浪人するという方法もあるかと思いますが、ご家庭のご事情や大学進学に対するモチベーションの低下などの理由で進路変更をする方も多かったですね。

オープンキャンパスなどで相談に来てもらった時には、いつも以下のような質問をしていました。

「どうして大学に行きたかったのか？」

「専門学校に進学して悔いは残らないのか？」

「専門学校でやりたいことは見つけられるのか？」

大学に行きたいから目指して居たのだと思うので、まずはその気持ちを変えてしまっても良いのかを確認して、それでも専門学校で勉強したいという強い気持ちを持っているのであれば快く受け入れていた感じですね。

年が明けた１月後半から２月に掛けて進路変更の相談に来る方が多かったです。

親（高校の先生）が大学進学を希望していたが、本当は違う事が勉強したい

この理由の方は少し大変でしたね。

大体の方は保護者に内緒でオープンキャンパスなどに参加され、保護者や先生に対してどのような説明をしたら良いのかって相談を持ちかけられました。

私の以下のようなアドバイスをしていました。

「専門学校に入って何がしたいのか？」

「それは大学では出来ない事なのか？」

毎回、このように質問をしていました。
その場で回答してくれる人も居れば、一度持ち帰って考えたいという方もいました。

「専門学校でやりたいことがある。」

としっかり回答出来た方には、その日の内に保護者に話をするように伝えて、結果をメールやLINEなどで教えて欲しいとお願いしていました。
万が一、保護者に反対された場合はオープンキャンパスに保護者を連れてくるようにお願いをして、私も一緒にお願いしたりしていました。

逆に専門学校に進学したい理由が曖昧な方の場合は、私は大学進学をお勧めしていました。

専門学校は基本的に就職を見据えて勉強意欲の高い方が入学して来るので、曖昧な気持ちで入学をして来るとやる気の高いクラスメイトに馴染むことが出来ずにクラスで孤立したり、最悪の場合は退学をしてしまう可能性もあるのでお勧めをしていませんでした。
大学の場合は入学後に進路を決める方も多いので、焦って進路を決める必要は無いですし、やりたい事をゆっくり探す事も出来るので大学進学をお勧めしていました。

話をさせて頂いた方の中には、大学進学ではなくて違うことが勉強したいと言う方も多くいらっしゃいましたが、勉強したい内容が明確じゃない方も多く居たのでそういう場合は大学に進学をして色々な事にチャレンジする事をお勧めしていました。

就職を意識すると、手に職を持っている方が良いと考えたから

この理由の方は意外と多かったですね。

「好きなことを勉強したいから専門学校に進学する！」という方の方がまだまだ多いのですが、大学を卒業しても就職出来ないケースも増えてきているので、就職の為に専門学校へ進学をするという考えの方も増えてきている印象です。

このような方の場合は「就職」という一点で専門学校を検討されているので、技術が手に入るのであれば何でも勉強する覚悟を持っている方が多かったので、就職先として自分自身の気持ちとズレがあるかどうかだけを確認して入学をお勧めしていました。

まとめ

進路変更は決して悪いことではありません。

大学受験に失敗した人も、自分自身の気持ちに素直になった人も、就職のためだったとしても、理由は何でも良いと思います。

大切なのは、進学した先で楽しんで勉強出来るかって事だと考えています。

楽しんで勉強出来ないと、入学後に必ず苦しい思いをすることになるので、進路を決定する前には、

などを良く考えて欲しいと思います。

進学は他の誰でもなく、自分自身の為に進学するのですから、後悔をしない選択をするようにしましょう！